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モバイルECサイトのユーザビリティ調査

2009 年 3 月 13 日   カテゴリー: サイト構築, マーケティング

こんにちは、リサーチ担当です。
いつも調査データをご紹介させて頂いているIMJモバイルにおいて、過去1年間の調査データを集約したものが公開されました。モバイルECサイトを運営していく上で有益な情報がたくさん載っています。その中からモバイルECサイトのユーザビリティ(使いやすさ)に関するものを簡単にご紹介させて頂きます。

モバイルECサイトの「商品ページ」に関するユーザビリティ調査

参照元:株式会社IMJモバイル
調査対象は15歳~49歳の男女。
調査期間は2007年12月7日~12月8日、有効回答数は312人。

回答者プロフィールは以下のようになっています。男女比はほぼ同じ。年代別もほぼ同じ割合です。
・週1回以上モバイルサイトを閲覧している
・モバイルでショッピングの経験がある
・パケット定額制プランに加入している

商品ページの商品詳細情報の掲載方法による比較

ひとつのページに商品詳細情報を記載したサイトA、商品詳細情報ページを別に設けてリンクを設置したサイトB、の2サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

サイトAは「商品の特徴が良く表現されている」「商品の魅力的に感じる」「わかりやすい」などでサイトBより支持されています。サイトBは「見やすい」「スムーズ・スピーディー」「無駄がない」の項目でサイトAより多く支持されています。商品をアピールするならひとつのページに商品詳細情報を記載する、見やすさや早さを重視するなら別ページに商品詳細を記載する、のが良いようです。

商品ページの購入への導線のレイアウトによる比較

購入ボタンがページ下部のみにあるサイトC、購入ボタンがページ上部のみにあるサイトD、購入ボタンがページ上部・下部の2箇所にあるサイトE、の3サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

「商品の特徴が良く表現されている」「商品の魅力的に感じる」「見やすい」「スムーズ・スピーディー」「無駄がない」などあらゆる項目でサイトCが最も支持されています。購入ボタンは1箇所、ページ下部が良いようです。

商品ページの商品詳細情報の掲載方法による比較

商品のみの画像を使ったサイトF、利用シーンを含めた画像を使ったサイトG、商品のみの画像を複数枚使ったサイトH、利用シーンを含めた画像を複数枚使ったサイトI、の4サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

すべての項目でサイトIが支持されています。商品のみの画像より利用シーンを含めた画像を使う方が良い。1枚より複数枚ある方が良い。利用シーンを含めた画像が複数枚あるのが良いようです。

モバイルECサイトのTOPページに関するユーザビリティ調査

参照元:株式会社IMJモバイル
調査対象は15歳~49歳の男女。
調査期間は2008年6月4日~6月5日、有効回答数は312人。

回答者プロフィールは以下のようになっています。男女比はほぼ同じ。年代別もほぼ同じ割合です。
・週1回以上モバイルサイトを閲覧している
・モバイルでショッピングの経験がある
・パケット定額制プランに加入している
・3G端末の保有

より詳しい内容を以下の記事でも取り上げています。
http://shop.aitips.jp/archives/858

モバイルECサイト重視点

ユーザーは「信頼感」「購入のしやすさ」「軽さ」を重視しています。実店舗でも当然のことながら、ネットのショッピングサイトにおいてもまず信頼感が求められます。また、購入のしやすさや軽さ、使い勝手(4位)など、ストレスなく商品を購入できる事も大切なようです。

TOPページのデザイン・情報量による比較

画像の使用量が多く適度なデザインを施したサイトA、シンプルなデザインで画像の使用も最小限にしたサイトB、及びサイトAの要素に加え更に情報を付加したサイトC、の3サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

サイトAサイトC共にサイトBよりも支持されてます。サイトAとサイトCとではさほど差がありません。商品画像の表示やデザインへの配慮をしたサイトの方が商品訴求やサイトイメージが良くなる傾向があるようです。

モバイルECサイトの「買い物かご」ページに関するユーザビリティ調査

参照元:株式会社IMJモバイル
調査対象は15歳~49歳の男女。
調査期間は2008年7月30日~7月31日、有効回答数は312人。

回答者プロフィールは以下のようになっています。男女比はほぼ同じ。年代別もほぼ同じ割合です。
・週1回以上モバイルサイトを閲覧している
・3ヶ月以内にモバイルでショッピングの経験がある
・パケット定額制プランに加入している
・3G端末の保有

「買い物かご」ページの浸透名称

一般的に「買い物かご」や「カート」と呼ばれている箇所の名称で最もしっくりくると思われる言葉は何か?というアンケートです。

「買い物かご」が半分以上を占めており、次いで「ショッピングカート」が浸透しているようです。

モバイルECサイトでの購入商品数・購入スタイル

「買い物かご」の中にいくつの商品を入れたことがあるのかをPCサイトモバイルサイトで比較しています。

PCサイトに比べてモバイルサイトでは複数の商品を同時に購入することが少ないようです。いろいろ見てあれもこれもといった行動パターンより、モバイルサイトでは購入を決めた商品のみを「買い物かご」に入れる行動パターンの方が多い傾向にあるようです。

「買い物かご」のデザイン・レイアウトによる比較

コンテンツのレイアウトにテーブルを使用し商品の情報を記載したサイトA、コンテンツのレイアウトにテーブルを使用したサイトB、テーブルを使用せずにコンテンツをレイアウトしたサイトC、商品画像を使用せずテキストコンテンツのみで構成したサイトD、の4サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

「無駄がない」という項目以外でサイトDよりサイトAサイトBサイトCが支持されてます。サイトA、サイトB、サイトCでは大きな差はありませんが「印象に残る」や「洗練されている」という項目でサイトAサイトBがサイトCよりも多く支持されています。テーブルを使用したり商品画像を使用しているサイトが支持される傾向があるようです。

※テーブルとはhtmlのtableタグのことです

「買い物かご」に望む機能・表示方法

「買い物かご」のページ内にあると良いと思う機能・表示方法についてのアンケートです。

「送料、手数料などの情報」「商品全部の小計金額」など支払い額に関する情報は表示する必要があるようです。

モバイルECサイトの購入フローに関するユーザビリティ調査

参照元:株式会社IMJモバイル
調査対象は15歳~49歳の男女。
調査期間は2008年9月5日~9月6日、有効回答数は312人。

回答者プロフィールは以下のようになっています。男女比はほぼ同じ。年代別もほぼ同じ割合です。
・週1回以上モバイルサイトを閲覧している
・3ヶ月以内にモバイルでショッピングの経験がある
・パケット定額制プランに加入している
・3G端末の保有

購入を途中で断念した経験とその理由

PCサイトモバイルサイトにおける、ショッピングサイトで商品を購入しようと買い物かごに入れた後、購入を断念してしまった理由についてのアンケートです。

PCサイトと比べてモバイルサイトの方が明らかに多い項目として「住所入力が面倒になったから」「通信速度が遅かったから」などストレスに感じる項目が挙げられます。これ以外はほぼPCサイトもモバイルサイトも変わらない印象です。モバイルサイトではいかにストレスなく購入完了させるかが重要なようです。

入力ページのデザイン・レイアウトによる比較

ページ上部に購入するのにどれだけのページがあってどこまで進んだのか示すガイドがあるサイトA、そのガイドがないサイトB、の2サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

「無駄がない」以外のほとんどの項目でサイトAが支持されています。中でも「わかりやすい」「操作しやすい」「安心感がある」という項目で多く支持されています。購入するのにどれだけのページがあってどこまで進んだのかを示すガイドがあるとわかりやすさや安心感を与えるようです。

入力方法のレイアウトの違いによる比較

各入力フォームを細かく分割したサイトC、各入力フォームをまとめたサイトD、の2サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

「安心感がある」という項目ではサイトCが支持されていますが、それ以外の項目では同じかサイトDが支持されています。特に「操作しやすい」「スムーズ・スピーディー」「無駄がない」などストレスを感じさせない項目でサイトDが支持されています。入力フォームをまとめた方がストレスを与えないようです。

入力ページ数の違いによる比較

各情報につき入力ページを分割したサイトE、各入力情報を1ページにまとめたサイトF、の2サイトにおけるデザインや使い勝手についてのアンケートです。

各サイトに一長一短あるようですが、「スムーズ・スピーディー」「無駄がない」の項目では圧倒的にサイトFの方が支持されています。ストレスによって購入を断念することが多いモバイルサイトでは入力情報は1ページにまとめた方が良いようです。

支持される各情報の入力方法

2回目以降の購入時に1回目に入力された情報を利用するかどうかについてのアンケートです。

モバイルサイトでは若干「都度住所を入力する」の支持が多いですが、PCサイト/モバイルサイト限らず圧倒的に「会員登録時に登録した住所が自動的に表示」されることが支持されています。会員登録をして情報入力の手間を省かせることが好まれるようです。

検討中サイトへの会員登録時、登録したくない情報

検討中の会員登録時についてのアンケートです。

「メールアドレス」は比較的登録するのに抵抗がないようです。「氏名」や「メールアドレス」などを前もって会員登録などで入力してもらうことでその後の購入に繋げることもできるかもしれません。

まとめ

これまでモバイルECサイトのユーザビリティ調査データをいくつか見てきましたが、利用シーンを含めた画像を複数枚使用したり、テーブルタグを使用することなど豊かな表現をしながらも、いかに商品詳細の表示の方法や入力しやすいフォームなどストレスを感じさせないようにするかが大切であるのではないかと感じます。

これらの調査データ以外にもいろいろなデータがありますので、ぜひIMJモバイルの調査データをご覧になってみてください。

より詳しい調査内容は株式会社IMJモバイルのサイトにあります
http://www.imjmobile.co.jp/news/report_20090302-205.html